台湾旅行一日目

karronoli(@karronoli)/2014年06月17日 - Twilog

荷物は少ないんだけど…

昼前の浅草線エアポート快特は人もほとんどいない.移動時間が暇だろうと想定して借りていた本で司馬遼太郎の「台湾紀行」を読んでた.この人の文章は初めて読んだけど噂通り読みづらい.全然頭に入ってこない.その要因の1つに手荷物についての不安要素がどうにも拭えない,ということがあった.即読むのを諦めて荷物の不安要素をメールにまとめ,台湾を提案してくれた張本人に相談することにした.
不安要素である手荷物は肩にかけれる移動用と着替え用のバッグ,これらが鍵をかける機構を持っていないことについてだ.貴重品は携帯する,それ以外の着替え等はホテルの自室に鍵なしのバッグで放置しても問題ないと思っていた.それに海外旅行=鍵付きのキャリーバッグというのを考えなしに受け入れることができず,なにより買うのが面倒だった.海外での荷物の扱われ方はなにがあるか分からない,そういう話もふつふつ思い出してしまい当日になって不安でしょうがなくなってしまった.面倒な話だ.
そのため恐らく司馬遼太郎の文章が悪いのではなくて荷物準備の甘さのせいで心理的余裕がなくなって読めなかったんだろう.またもう一度読むかどうかは更に別だが.
持ってきた荷物は↓の手荷物サイズに全部収まるんだけどなんか違う.

空港に着いて飛行機が飛ぶまでに3時間余り,初の成田空港を隅々まで歩いた.途中本の立ち読みして多少は言葉分からないとまずいだろと思い本を買ったり,マイルの理解が浅いので説明を聞かせてもらったり.そんな中で周りの人たちを見てるとキャリーバッグ率が高い.結局空港価格で割高であろう鍵付きキャリーバッグを買って荷造りし直してしまった.当然余りまくっていた時間はなくなっていた.

アリタリアイタリア航空の飛行機が離陸するの見たかったが後の祭りだ. http://www.alitalia.com/JP_JA/online_services/traveller_services/tokyoitaly_timetable.aspx 13:15のやつ見れたのになー

CX451

※ここからのTwitterの時刻は-1時間すると現地時間になる.
キャセイパシフィックを選んだのはカラーリングが決め手だ.アリタリアカラーほどではないがカッコイイ緑色をしている.乗ってから知るが座席に付いてる暇潰し端末も十分実用的だったし良い選択をした.
機内は漢字圏っぽい人が多く,それでいて全体的に空席がちらほらあって国内線と雰囲気がずいぶん違う.自分の隣も空席だった.機内食を食べつつコルトレーンのBlue Trainを聴いてたりしたら快適なままあっという間に数時間が経ち,台湾に着いてしまった.台湾近い.

このiPhoneローミングのオプションが勝手に付いてる契約だったが使ったのはこのツイートをした時だけだ.

とりあえず適当な英語しゃべって両替を35000JPYから約10000TWD.なんともあっさり.写真ではその近辺の風景も見てたので,ムスカラピュタの文字を読んで「読める!!読めるぞ!!」というのと同じようにワクワクしてた.
そのまま意気揚々と入国審査ゲートに行ったらなぜか入国カードをもらっていない.みんなどのタイミングでもらったんだ?一旦ゲートを下がり入国カードを入手して記入,再度ゲートへ行って今度こそ入国した.こういう何気ない,慣れていれば一瞬で終わりそうな動作は旅行中に度々出てきては結構な時間を要する.どうにも自分は要領が悪いのだな.
他にも地味にトラブルはあった.預けた荷物を待つ口を間違えて係員に荷物の場所を聞いたり,日本語を話すエロタクシー運ちゃんに絡まれたりしたり.エロタクシー代は1000TWDくらいだったかな?4日目の帰路のタクシーと同じ料金だ.日本語で詳しく料金体系を聞いても楽しかったか.(?)
そうこうして高速バス乗り場に移動した.台湾桃園国際空港から台北駅に高速バスに乗るまでの時点で普通に楽しんでいる.THE海外旅行パワーである.ネット回線越しに現状をつぶやいてツッコミをもらいつつ,ある程度は落ち着いていたからこそ取れた行動だ.

台北市入り

高速バスも特に混むこともなく台北駅に向かう.道中,街の風景はめっちゃ日本.文字は違うけど雰囲気が似すぎてびっくりした.風景を楽しんでると1時間弱で終点の台北駅に着く.ここにはタクシー乗り場があり,高速バスの利用者も続々とタクシーに乗り換えていった.
ここらでiPhoneの電池は逐一Twitterしてたせいで切れてしまった.日本っぽい町並みで余裕じゃんという心境が一変して電池と一緒に精神的余裕もなくしてしまっていた.間抜けなことにモバイルバッテリもない.仕方がないので淡々とタクシーを拾ってホテルの名前と住所を見せてホテルに向かう.
ホテルにチェックインするのも少し会話して書類を見せる位は問題なかった.あとは部屋に入れば休息できる,その状況まで来たときに問題が起きた.部屋のドアのギミックがとても難しい.ロビーに戻って状況を説明して直接開け方を見せてもらうという事態になってしまった.まったく…あのドアを今やっても開けられないだろう.入室したらiPhoneの充電を開始して今度こそ落ち着いた.それから1時間して日付が変わるまでANIMAX TAIWANを見ながら休憩するのでした…今度海外旅行をするならテレビがない,もしくはANIMAX相当のが映らないホテルを使うべきかもしれない.